東幕下2枚目の藤青雲(25=藤島)が勝ち越しを決め、来場所の新十両昇進への望みをつないだ。

十両の土俵で玉正鳳と対戦。低い立ち合いから攻め抜き、最後は押し出した。「よく見て相撲がとれた。緊張はしたけど、自分の相撲がとれるようにいきました」と大きな一番を振り返った。

明治大出身で2年前の春場所、前相撲からスタートした。序ノ口から3場所連続全勝と順調に番付を上げてきたが、幕下では壁に阻まれてきた。それだけに自己最高位で勝ち越した白星はズッシリ重い。

「(十両昇進は)あまり考えないようにします。もし上がれたら、(地元)熊本の皆さんにいい報告ができると思います」。場所後の吉報をドキドキしながら待つ。