元関脇安美錦の安治川部屋が16日、東京・江東区で部屋開きを行った。部屋開きには安治川親方の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)、同じ伊勢ケ浜一門の浅香山親方(元大関魁皇)らが出席した。部屋開きを終えた後、安治川親方が報道陣の取材に対応。一問一答は以下の通り。

-部屋開きを迎えた

「天気にも恵まれて、新たな1歩を踏み出した。そういった気持ちが強い。ここからまた引き締めて一生懸命指導していかなければいけない」

-どういう部屋にしたいか

「なかなか稽古が十分にできる環境ではなかったので、ここからしっかり強くなってきてくれたらいいなと思っています。建物ができたことで、ここの地域の人たちとのつながりがたくさん増えると思います。地域の人たちと一緒に地域を盛り上げるの要素になれるように、大きくなっていきたいなと思います」

-立派な建物をご覧になってどう感じた

「部屋を建てるに当たって、施工していただいた方に本当に無理をいって作っていただいた。そういう気持ちを感じる良い部屋ができたと思うので、その気持ちを大事に(弟子たちが)番付を上げるということで、恩返しをしていけたらいいなという気持ちが非常に強いです」

-青森県出身の親方が部屋を興すことで地元への期待は大きい

「青森の力士が減ってきているので、積極的に地元の力士を育てられるように一生懸命協力しながら、また自分も応援してもらったので故郷を大切にしながらいきたいなと思います」

-部屋のこだわりは

「力士として必要な文化とか、そういったことも感じられるような部屋にしようと思った。強くなる場でもあるし、人間としても成長できる場でもある。相撲という文化の中にいることを大切にしながら、街の力士と感じられながら、力士としてて、人として成長できる場になってくれたら」

-地域の方のお披露目会は

「18日にやります」

-両国へのアクセスは

「バス停からも近いですし、錦糸町から清澄白河から『すり足』で行くのも良いです。国技館への便は良いです。すぐそこにも公園や博物館ありますから、良い稽古した後は公園とかでリラックスしたり、とても良い環境の中で、これから稽古できると思います」

-入門時の部屋の名「安治川」を受け継ぐ

「安治川部屋という名前でやらせていただいて本当に感謝してる。やはり名前を大きくしていくために、一生懸命頑張らなければいけないなという気持ちが多いですね」