大関経験者の西前頭2枚目・御嶽海(30=出羽海)が、錦木に寄り切られ1勝8敗で負け越した。

場所前の5日に父の大道春男さんを亡くした。好成績を報告したかったが、無念の結果となった。

御嶽海は自身の相撲にダメ出しした。「あそこで中に入れない。何で頭を入れないのか。その時点で負け確定だよね。自分の得意な形、基礎中の基礎ができていない」。錦木との一番も攻め込むチャンスはあった。そこを生かし切れないもどかしさがある。

前頭上位に番付を戻したが、まだ本来の相撲をとれていない。「番付というか自分の相撲を見つめ直すしかない。まだ修正は効くから。あと勝つだけです」と気持ちは折れていない。

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