連敗を阻止し、2勝目を挙げた照ノ富士だが、その表情はさえなかった。阿炎に押し込まれ2日連続の金星配給すら危ぶまれる状況にも、なんとか相手の右腕を手繰って土俵上に転がした。「苦しくなってやったこと」と狙っていたわけではない。「見ての通りですよ。(調子は)良くないと思います。稽古が足りていない」と本音を吐露した。
腰のケガにより3場所連続休場から復活をかける今場所。稽古が十分に積めずスタミナ不足が心配され、前日の2日目には若元春との1分40秒にも及ぶ熱戦を落とした。場所前から懸念された課題が露呈する内容にも、「(体は)万全ではないけど良くなっているのは事実」と出場に踏み切ったことは後悔している様子はない。白星先行とし、「ここからです。15日間取り切ることが大事。時間をかけてやっていきたい」と前を向いた。

