大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(43)が、亡き師匠との別れをしのんだ。

5日、都内のホテルで行われた元大関朝潮で先代高砂親方の長岡末弘さんのお別れの会に出席。現役時代には所属した高砂部屋時代で師匠と弟子との間で相撲に打ち込み、横綱まで上り詰めた。そんな日々を思い返しながら、「弟子として好きか嫌いかは別として、最後の別れなんで。人としてやることをやらないといけない」と最後の別れを惜しんだ。

この日モンゴルへ帰国する前に、多忙の合間を縫って師匠との最後の別れをするため出席。現役時代を振り返って「師匠が自分の地位を越せる弟子が欲しいとよく言っていた。師匠の夢をかなえられた」。引退後は疎遠となっていたと言い、「弟子として何回もトライしたが、残念ながら会えなかった。僕は会いたかったですね。他の人がたくさん邪魔をしたけど、握手して別れたかった。ちゃんと最後に話したかった」と心残りを明かした。