元横綱鶴竜の音羽山親方が師匠を務める音羽山部屋所属の新弟子3人が、二番出世披露に臨んだ。竹内(15)、白竜(18)、象竜(18)は、同親方から借りた化粧まわしをつけてキリッとした表情で式を終えた。

竹内は兄の鶴峰(16)の背中を追いかけ、中学卒業後に同部屋へ入門。「(兄からは)『最初は慣れなきゃいけないことがいっぱいあるから頑張って』と言われました。兄に負けないように、(来場所から)良いスタートを切りたい」。

静岡・飛龍高相撲部出身の白竜は「親方のように攻めも守りもできる力士になって、竜のように番付を上がりたい」と誓った。

日本とタイのハーフの象竜は相撲経験はないが、タイで縁起の良い動物とされる「象」の字を冠したしこ名にした。それぞれ個性豊な若い3人に、音羽山親方は「期待しかないです。みんな夢と希望を持ってきてくれた。精いっぱい頑張ってもらいたい」と話した。