大相撲の元関脇でタレントの豊ノ島(41)が1日、東京・立川市で会見し、実業団の立飛女子相撲部のヘッドコーチに就任したことを発表した。
元NHKアナウンサーで、現在は同相撲部監督を務める刈屋富士雄氏から打診を受けて快諾。4月から契約を結び、2024年4月に立飛グループに入社した久野愛莉(26)を指導している。
この日、久野との稽古を公開した豊ノ島は「刈屋さんからものすごいプレッシャーを受け、結果を求められる立場。現役のころは自分で結果を出せば良かったが、今は二人三脚で世界一に戻ることを目指していきます」と抱負を述べた。
まずは1年契約で、週に1度以上、立川市に出向いて指導を続ける予定という。
指導を受ける久野は2023年世界選手権東京大会の女子無差別級で優勝も、24年ポーランド・クロトシン大会では3位。最近1年間は、1人で体を鍛えるほか、出稽古などで技量を磨いてきた。豊ノ島ヘッドコーチの加入については「驚きました。元三役の方にコーチをしていただけるなんて、こんなにぜいたくなことはないと思いました」と感激。今は9月の世界選手権バンコク大会で世界女王奪還を目指している。「もう1度、世界一に戻ることが最大の目標です」と意気込みを口にした。
◆豊ノ島大樹(とよのしま・だいき)1983年(昭58)6月26日生まれ、高知県宿毛市出身。宿毛高をへて、時津風部屋に入門。2002年初場所初土俵、04年秋場所新入幕。最高位は関脇。三賞受賞10回(殊勲3回、敢闘3回、技能4回)。20年春場所後に引退を発表し、23年1月に日本相撲協会を退職。現在はタレント活動などを行い、トークイベント「豊ノ島の部屋」のMCを務めている。168センチ、130キロ。
◆久野愛莉(ひさの・あいり)1999年(平11)2月22日生まれ、宇都宮市出身。小学生から空手を始め、中学・高校は空手と柔道で活躍。勧められて出場した相撲大会で日大相撲部関係者からスカウトされ、日大で相撲を始めた。日本選手権5連覇。21年東京警備保障に入社、24年4月から立飛グループの立飛プロパティマネジメントに入社。172センチ、115キロ。

