西前頭13枚目の佐田の海(38=境川)が、珍手を繰り出して勝った。同16枚目の錦木(34=伊勢ノ海)を「網打ち」で下した。

「網打ち」は、相手の差し手を両手で抱え、体を上手の方に開いて後ろひねり倒す技。網を引く姿に似ているため、その名がついた。

佐田の海は「褒められた相撲じゃない。でも、やわらかさも自分の武器だと思っているので」と話した。佐田の海にとって幕内での網打ちは4年ぶり3度目の決まり手だった。

実は、対戦相手の錦木は3日前に網打ちで藤青雲に勝ったばかり。これは幕内で1年ぶりに出た決まり手だった。

網打ちで勝った力士に、同じ場所で網打ちで勝つ。珍しいケースとなった佐田の海は「網打ち自体がそんなに出ないですからね」。理想的な相撲内容ではないが、体が動いていて4連勝。「勝てばいいけれども、ケガのリスクはあるので…」と言いつつも「まだあの動きができるのは若いな。やらないようにするには前に出るしかない」と受け止めていた。

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