大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)で大関とりに挑む関脇熱海富士(24=伊勢ケ浜)が、八角理事長(元横綱北勝海)から高評価された。

秋場所に向けた横綱審議委員会の稽古総見が4日、両国国技館内の相撲教習所で行われた。熱海富士は体重198キロを生かした馬力を示す場面があり、大関以上の申し合いにも参加。八角理事長は「もうすぐ(大関に)上がるような話ですよ。半身になっても持っていける馬力がある。熱海富士が一番良かった」と評価した。

あくまで稽古場だけに、八角理事長は勝敗よりも内容を重視した。「前に出る馬力がある。負けて前に出ていなされている。霧島はそういうところがない。うまい相撲でなく、強い相撲を取らないと」。綱とりを目指す大関霧島を引き合いに出して、熱海富士の馬力を認めた。

熱海富士はぶつかり稽古で横綱豊昇龍の胸を借りて泥だらけになった。八角理事長は「気持ちがまだ子どもって感じ」とも指摘したが「強い印象。(大関として)やっていける印象。そういうのが大事」と昇進に向けては前向きに受け止めていた。