「にしたんクリニック」「イモトのWiFi」で知られるエクスコムグローバルの西村誠司社長(56)が、日刊スポーツの大相撲担当・佐々木一郎記者と対談しました。「すもうにもうす」と題し、3回連載します。最終回は、九州場所の展望です。西村社長は、年間最多勝力士をずばり指摘し、指定懸賞についても明かしました。

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佐々木 最後に九州場所のお話もいただきます。美ノ海が新小結、義ノ富士が小結に復帰。話題はいろいろあるんですけれども、41歳の玉鷲が幕内に復帰しました。これもすごいことですね。

西村 場所中に42歳になりますよね。本当にすごいです。

佐々木 36歳の高安、39歳の佐田の海も頑張っているのはすごいことなんですが、40代が1人で突き抜けているので、他のベテランが際立ちにくいんですね。朝乃山は東前頭筆頭まで戻ってきました。大関復帰は簡単ではありませんが、ドラマを見せてくれています。

西村 先場所も後半まで優勝争いに絡んできていましたね。

佐々木 昇進問題についてもうかがいます。安青錦は秋場所千秋楽まで優勝を争い、11勝4敗でした。九州場所で優勝した場合、果たして横綱昇進があるのかどうか。

西村 九州場所はないんじゃないですか。

佐々木 はい。審判部はそういう見解を示しています。

西村 僕もなくていいと思うんですよ。そうでなくていい。本人のためにも。

佐々木 大関で連続優勝して上がって欲しいと。

西村 本人も九州場所で、例えば優勝してすぐの昇進を望んでいないんじゃないかな。彼はここで上げてくれっていう気持ちはないはずです。それよりも、自分の相撲をきっちり取るっていうことを考えているんじゃないでしょうか。

佐々木 確かにそうですね。熱海富士の大関昇進についてはいかがですか。新関脇から9勝、12勝ときて、秋場所は8勝でした。

西村 こっちの方が難しいんじゃないですか。

佐々木 数字の上では13勝以上すると、目安にたどり着きます。

西村 本人は14勝で大関になったらうれしいって気持ちはあるんじゃないですか。でもまだ難しい気がします。

佐々木 九州場所の話題の一つに、年間最多勝があります。

西村 霧島じゃないですか。

佐々木 そうですね、霧島が安定的に好成績ですからね。昇進の話題で言うと、旭富士が所要6場所で新十両に上がりました。

西村 (十両で)優勝するんじゃないですか。15勝とか14勝1敗とかはないかもしれませんが。13勝2敗とかで優勝はするんじゃないかなと思いますね。あとは天昇山が幕下筆頭なんで、ここも注目です。

佐々木 そうですね。4勝3敗で十両に上がるんで、間違いないでしょうね。

西村 はい。旭富士の陰に隠れていますが、やっぱり彼も強いです。

佐々木 そうなんですよね。今後、どっちが最終的に上の方に行くかっていうと、またそれは別の話ですしね。

西村 でもあの2人が幕内に入ってくるとまた楽しくなる。

佐々木 最後に、九州場所での懸賞の計画はいかがでしょうか。

西村 義ノ富士関、平戸海関、豪ノ山関、玉鷲関、それと藤島部屋の2人に指定懸賞を出します。僕は10日目に観戦に行きますので、その日はちょっと多めに入れている感じですね。

佐々木 トータルでは何本になりそうですか。

西村 91本です。僕、境川親方(元小結両国)が好きで。佐田の海関とか、平戸海関とか、武骨な昭和っぽい力士が好きなんです。

佐々木 西村社長の仕事っぷりは、まさに令和っぽいのですが、大相撲は昭和の雰囲気が好きなんですね。本日も示唆に富んだお話を多くいただきました。ありがとうございました。

西村 ありがとうございました。

(おわり)

◆西村誠司(にしむら・せいじ)1970年(昭45)5月20日、愛知県生まれ。生活保護を受ける家庭に育ち、中学から新聞配達。名古屋市立大経済学部卒業後、93年アクセンチュア入社。95年に起業。モバイル通信サービス「イモトのWiFi」、メディカル支援サービス「にしたんクリニック」「にしたんARTクリニック」など、さまざまな事業を展開している。現在の年商は333億円にまで成長。TikTokフォロワー数8・3万。

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