落語家の橘家竹蔵(73)が5月22日(土)、東京・築地のすし店「築地江戸銀」で、かっぽれと古典落語の独演会を行う。25人限定で午後4時開演、演目は夫婦の愛情を温かく描いた人情噺(ばなし)「芝浜」を予定している。

築地江戸銀と日刊スポーツ新聞社のコラボ企画として行われる今回の独演会の席料は、すしに日本酒1本が付いて5000円(税込み)。

竹蔵は1947年(昭22)、長野県生まれ。中学卒業後、集団就職で上京した。すし店で2年働き、7代目橘家圓蔵に入門。圓蔵没後、8代目圓蔵門下となった。明るい芸風が身上で、歌のCDを出すなど多彩。よく通る声と大きな所作にファンも多い。師匠譲りの「人生はヨイショだ」と古典落語や南京玉すだれ、かっぽれで高座をにぎわせている。

2月には、家にいる機会に聴いてほしいと古典落語を収録したCD「橘家竹蔵傑作集」を携えて日刊スポーツを訪れた。「どんな時代でも笑いを忘れたらだめ」と話し、「当日はみんなを励ましたい」と早くも意気込んでいる。

◆問い合わせ 築地江戸銀 東京都中央区築地4の5の1【電話】03・3543・4401

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