[ 2014年6月21日8時43分

 紙面から ]<W杯:ウルグアイ2-1イングランド>◇1次リーグD組◇19日◇サンパウロ

 イングランドFWウェイン・ルーニー(28)が、W杯初得点を決めた。後半30分、右サイドを強引に突破したDFジョンソンのクロスを左足で合わせて、一時は同点となるゴール。06年ドイツ、10年南アフリカを含めた3大会にまたがり、10試合目での初ゴールだった。FWスタリッジ、スターリングを引っ張り、DFジェギエルカ、ケーヒルを何度も鼓舞した。だが勝ちにはつながらなかった。

 後半40分にウルグアイのFWスアレスに勝ち越しゴールを許し、16強入りは遠くかすんだ。早々の2連敗で、1958年以来の1次リーグ敗退が迫った。ロイ・ホジソン監督(66)も「1次リーグ突破の可能性は限りなく小さい。この結果で希望と夢、これまでの努力が消し飛んだ」と嘆くしかなかった。

 ルーニー自身のチャンスも、得点シーン以外は単発なものばかり。厚みがあったウルグアイとは対照的だった。25日のコスタリカ戦で、イングランドのW杯はあっけなく幕を閉じるかもしれない。