[ 2014年7月13日8時14分

 紙面から ]ドイツとの決勝に向け、調整するアルゼンチンのメッシ(中央)ら(AP)

 W杯ブラジル大会決勝、ドイツ対アルゼンチンが13日16時(日本時間14日4時)からリオデジャネイロで行われる。

 W杯ブラジル大会決勝は、アルゼンチンが勝ちます!

 日刊スポーツのサッカー外電担当記者がデータや戦術を徹底検証したところ、衝撃の新事実が判明。“アルゼンチンが優勝できる5つの理由”を見つけだしました。ちまたではドイツ優位といわれていますが、日刊スポーツはアルゼンチンを推します。

 (1)試合間隔が短いチームが優勝している!

 日程面なら準決勝から間隔があいた方が有利。アルゼンチンは中3日、ドイツは中4日。しかし、10年南アフリカ大会は準決勝から中3日のスペインが、同4日のオランダを下している。

 過去、準決勝が同日に行われなかった大会は7回。試合間隔が短い方が6勝1分け(1PK戦負け)と圧倒している。30年のウルグアイは準決勝から中2日で優勝。66年イングランド、90年西ドイツ、98年フランス、02年ブラジルは相手より1日短い中3日で勝っている。

 (2)アルゼンチン守備陣は今大会NO・1!

 タレント豊富な攻撃陣に比べ、不安視されていた守備だが、ここまで3失点で決勝トーナメント以降3試合は無失点。インターセプト87回、シュートブロック19回、クリア191回の合計297回は、出場32カ国で1位の数字。

 ドイツは、同42回、21回、182回の計245回で6位。レーウ監督も「アルゼンチンは守備が非常にいいのが強みだ」と警戒している。5得点3アシストのFWミュラーを、マスケラーノが抑えれば十分に勝機はある。

 (3)los

 cuatro

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 ファンタスティック4の輝き!

 右太もも痛のディマリアが練習復帰。決勝ではメッシ、アグエロ、イグアイン、ディマリアの4人がそろい踏みする見込み。昨季リーグ戦での4人の得点数は、メッシ28点+アグエロ17点+イグアイン17点+ディマリア4点の合計66点。ドイツが、ミュラー13点+クローゼ7点+エジル5点+クロース2点の合計27点。

 (4)ショックをブラジルに!

 アルゼンチンとブラジルは永遠のライバル。決勝は「マラカナンの悲劇」(50年決勝)と同じ場所。アルゼンチンが優勝すれば、準決勝でドイツに大敗した「ミネイランの惨劇」で落ち込むブラジルに、さらなる打撃を与えるため、モチベーションは高い。

 (5)やっぱり南米開催!

 南米、北中米でのW杯開催は過去7度。全て南米勢が優勝した。「欧州勢は南米で勝てない」というジンクスは強い。以上、5つの理由からアルゼンチンが優勝します!【荻島弘一、千葉修宏、保坂恭子】