6日に開催された「第7回AKB48選抜総選挙」で惜しくも連覇を逃し、3位になったAKB48の渡辺麻友(21)が番組の密着取材で「生まれ変わってもアイドルになりたい?」という質問に「ならないかな。アイドルじゃない人生もやってみたい」と赤裸々な思いを告白した。

 渡辺は14日放送のTBS系「情熱大陸」で総選挙までの40日間を密着し、握手会や取材などの舞台裏などが映された。

 冒頭、「選抜総選挙」の開票イベント翌朝に同番組の取材を受け、スタッフから「1位じゃなかったら泣くのかなと思った」というイベントの感想を受け、渡辺は「そんなに弱くない」と苦笑し、「むしろ1位だった方が泣いていましたね」ときっぱりと言い放った。

 密着取材中、渡辺は「『AKBのまゆゆ』を取ったら、何も残るものがないと思う」といい、「そうならないためにもっといろんな力をつけていかなきゃいけない。実力をつけていかなきゃなって、日々痛感している」と、自称“完璧主義者”らしい思いを告白した。

 また、渡辺は「王道な『夢と希望を!』じゃないけど、きれいな部分だけを見せる。アイドルってそういうものなんじゃないかなと思う」と自身のアイドル論を明かした。さらに「そういうアイドルの姿を見て、元気になる人やお仕事頑張ろうと思ってもらえる方がいらっしゃる限り、この活動はしていきたいし、必要とされるからこそ、アイドルは輝くと思う」と、アイドルに対し、真摯な姿勢を見せた。

 総選挙を終え、今後について、「(総選挙で)上位のメンバーが固まっちゃっている。次の世代につなげていかないと。そのために私が次のステップへ進めるようにちゃんと準備して、力つけて、後輩につないでいかないといけないなと思った」と決意を新たにした。

 最後に「生まれ変わってもアイドルになりたい?」という質問に、「ならないかな。十分満喫できたかな」と率直な気持ちを明かした。そして「アイドルじゃない・・・人生もやってみたい」と言って、「生まれ変わるならネコとかになりたい」と、自由でのんびりとしたネコの生き方に羨望の眼差しを向けた。