高橋みなみがコンサート後、報道陣の取材に応じた。

 主な一問一答は以下の通り。

 -コンサートを終えて率直な感想は

 高橋 終わっちゃったんだなっていうのがすごく素直な気持ちでして、全曲出演しましたがすごくあっという間に感じましたね。ただただ楽しくて、一瞬を大事にしなきゃなと思っていたら終わっていましたので。もうちょっとやりたかったなってぐらいがいいのだと思います。

 -話すことは考えていたのか

 高橋 それが総選挙とかでいろいろと話してきたので、期待されてる感がひしひしと伝わってきてるのはわかっていたんですけど、でも浮かばなくて、10年を表す言葉が感謝しかなかったんですよ。前日に夢に出てきまして、本当に自分があの場所に立って、客席に立ってしゃべっていたんですよね。今日はそれを話しました。

 -OGの前田敦子ら、かつての仲間があれだけたくさん来てくれるのはこれまでにないと思うが

 高橋 多分、最後になるのかなと思います。2度とない絵をというテーマの中でやっていたので、申し訳ない気持ちもあったが、協力してもらって、メンバーに背中をみせてほしいとお願いして、今いるメンバーも何かを感じ取ってくれたと思います。もともとこれまではアンコールで出てきてもらうっていうのがあったのですが、今回は1曲目に(前田と)2人で始まるのはまさか誰も思っていなかったと思うし、打ち合わせをしている段階で、スタッフからも『最後だと思うので』というのもあって、今回はふんだんに。

 -やりきった感はあるか

 高橋 あります。一昨年卒業っていったのに、まさかここまで残るとは。天気も前日まで降水確率60パーセントあって、ちょっとざわざわしてたんですけど、晴れて幸せです。

 -逆に卒業がのびてよかったことは

 高橋 卒業がのびればのびるほど、申し訳ないというのはあった。去年卒業するべきだったが、こういう大きな場所で伝えられないまま終わるのは違うのかなと思ったので、やっぱ終わってみたら正解だったなと思います。のびたのも1つの運命かなと。

 -演出でのこだわりは

 高橋 変に寄り道しないというか。ある意味ストレートなセットリストだったと思います。全部AKB48の曲でやらせていただきました。

 -最後メンバーに声をかけていたが、何を話したのか

 高橋 声をかけたメンバーは自分で選びました。列に並べてもらって。あの子たちからしたらなんでここにいるんだろうという感じがすると思うんですけど、未来を担っていく子や、もがいている子にあそこで伝えて、感じてくれるものがあるかなと。どうしてもみんな誰もみてくれないってなるけど、必ず誰かがみてくれているということは伝えました。

 -予定より泣いたか

 高橋 泣かなかったですね。もっとなんか感極まってぐわっとくるのかなと思ったけど、楽しい気持ちの方が前のめりで出てきていて。2回ぐわってなりましたね。もっとぼろぼろになると思ったんですけど。

 -10年振り返ってみて思い出に残っていることは

 高橋 難しいですね。学生時代の全てを注いできたので、学校の修学旅行とか行ってないですが、ここでしか学べないこともあったし、レコード大賞や初めて劇場に出たときだったりがフラッシュバックする瞬間があるので、10年を語るのは難しいです。

 -つらかったことは

 高橋 やっぱり事件がいろいろありました。それがグループとしての時だったのかなと思います。

 -恋愛解禁となるが、目標は

 高橋 30歳までに結婚したい。結構焦っています。

 -あと5年しかないが、スピード婚派ですか

 高橋 何人か付き合いたい。だって14歳からやってるんですもん。若い恋愛はしたくない。ちゃんと実りある人生が豊かになるような。そんな人大募集です。

 -付き合う条件は

 高橋 ギャンブルはしない。ある程度の収入があって、余裕があって、優しくて面白い。そしてペットが大丈夫な人。

 -今回全曲出演して、歌手としての自信は

 高橋 それとこれとは違うと思います。AKB48の高橋みなみとしての集大成なので。まだ1人で皆さんを喜ばせられるかと言えばそうではないので、地に足を着けて頑張っていきたい。

 -「努力は必ず報われる」はこれからも人生のテーマか

 高橋 一生のテーマだと思います。頑張ることがかっこ悪いと思われたりするかもしれないですけど、やってみたらすごく楽しいし、充実感あるし、やりきることの充実感はこのグループから学んだので、これから一緒にやるスタッフさんを大事にしながら頑張りたい。

 -残りのアイドル生活やっておきたいことは

 高橋 ひとまず異性と2人きりはないです。すぐ撮られますから。4月8日に気まずいのは嫌なので、家に引きこもります。

 -秋元先生からは何を

 高橋 最初の円陣の時に、『頑張れよ』っていわれて、号泣してしまって、早い早いといわれて。終わった後に会ったら『すごくよかった』と言ってもらった。