タイ・バンコクに拠点を置くBNK48に移籍するAKB48伊豆田莉奈(21)が29日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた壮行会「伊豆田莉奈を送る会」公演に出演し、公演後、報道陣の囲み取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。

 -公演を終えた今の気持ちは

 最初は実感がなかったけど、最後にたくさんサプライズをもらった。まさか(渡辺)麻友さんからメッセージが来ると思わなかったし、横山(由依)さんからもお手紙をいただいた。それを聞いているときに移籍を実感しました。でも泣かないと決めたので、移籍して新しい道へ進むという前向きな移籍なので、泣くのは違うかなと思った。AKBとしての自分は、最後まで笑顔で届けたいと思いました。

 -横山さんから手紙が届いた

 始まる前、横山さんから来たメールが「今日頑張ってな。楽しんでな」ぐらいの内容だったので、長文とか送ってくれるのかなと思っていたら、まさかのお手紙があって…。初めての先輩で、横山さんって篠田(麻里子)さんのポジションでチームA公演に出ていたときに、一緒にレッスンをやっていたんです。毎日一緒に家でダンスレッスンしたり、本当に手紙(の内容)のままでした。

 -移籍を決意したのは

 AKBで教える立場になってきて、新しいメンバーも育って来て、新しい刺激が欲しいなと思っていた。卒業も考えたけれど、やっぱり48グループが好きで、劇場公演も大好きなので、続けたいと思った結果です。タイでお仕事をすることがあって、BNKができると聞いたので、移籍してみたいなと思いました。違うところで何も知らない場所で、活動してみたかった。

 -BNKでしたい活動は

 BNKでもそのうち劇場公演が始まると思う。研究生のころから700回くらい出ていて、大好きなので、公演に出たい。私は日本だとバラエティーキャラで笑われたりするけど、タイのファンの方は「かわいい」と言ってくれる。日本では言われ慣れてないから、勘違いしないようにしたい。AKB48には海外にもグループがあるんだよということを知ってほしいし、日本でも盛り上がってほしい。私と日本人メンバーの大久保美織ちゃんとでアピールしていきたい。

 -BNK48ではセンターを狙うか

 センターというタイプではないので、はるごん(元JKT48仲川遥香)さんみたいに、みんなに愛されるキャラになりたい。

 -不安は

 不安がないのが不安です(笑い)。メンバーとかに会うと、タイ語を教えてくれる。積極的に絡んでくれて、温かいなと思う。それがうれしくて、不安はそこまでないです。語学は頑張らないといけませんね。

 -小嶋陽菜さんからは

 小嶋さんはタイが好きらしくて、「タイに行ったときは観光案内よろしく」と言われました。そのときまでには、案内できるようになりたい。小嶋さんは海外でも活躍されている方なので、いつかタイで一緒にお仕事をしたいです。

 -良き相談相手でもあり、バラエティーキャラでもありましたが、移籍後の後継者は誰だと思いますか

 バラエティーは佐藤妃星ちゃんに頑張ってもらいたいです。相談役は…そういう人はいないかなと思う。16期生から、そういう子が出てきてくれればいいなと思います。