HKT48が3日、福岡市の西鉄ホールで劇場公演「ただいま恋愛中」を行い、ドラフト3期生の石(せき)安伊(17)が公演デビューを果たした。

序盤は緊張からぎこちないところも見せながら、山下エミリーや外薗葉月、堺萌香ら先輩らの笑顔で徐々に緊張もほぐれた様子。自己紹介では、「お隣いいですか? あなたの心に『相席』希望!」と、自分の名前にかけたキャッチフレーズを披露し、どよめきを誘った。ユニット曲は、大人っぽい表現が魅力の「純愛のクレッシェンド」に、4期生の先輩・月足天音、宮崎想乃と挑戦した。

MCでは、推しメンでもある村川緋杏(びびあん)に「めちゃくちゃ愛してます」と公開告白し、大きな笑いが起きていた。中国語が話せることから、月足から中国語での自己紹介をリクエストされると、流ちょうに自己紹介。個性を存分に発揮したデビュー公演となった。

公演の最後には、松岡はなから感想を求められた。「始まる前とか昨日の夜とか、先輩が励ましてくださった」と先輩に感謝。さらに「すごく緊張していたんですけど、楽しめたんじゃないかなと思います」と笑顔で答えると、周囲も「それが1番だよ」と労をねぎらっていた。

石は1月の「第3回AKB48グループドラフト会議」で、チームT2に指名された。この日はチームを超えた混合チーム「ひまわり組」でのデビューとなった。HKT48のドラフト3期生は、伊藤優絵瑠、馬場彩華、松田祐実、渡部愛加里が8月に公演デビューしており、これで5人全員が劇場のステージに立った。

石は23日の第2回ユニットじゃんけん大会(東京・片柳アリーナ)で、同じドラフト3期生のNGT48安藤千伽奈と2人ユニット「START LINE」を組み、出場する。