NMB48の新エースの1人、太田夢莉(19)が、カンテレ「ミナミの帝王ZERO」(木曜深夜0時25分=4月25日スタート、関西ローカル)で、ドラマ初出演することが28日、同局から発表された。

ドラマは、人気漫画「ミナミの帝王」の主人公「金貸し萬田銀次郎」が誕生するまでの物語を、BOYS AND MENの小林豊(30)主演で描く。同作に、主人公と禁断の恋に落ちるヒロイン役として、太田が出演する。

劇中、銀次郎が「ミナミの鬼」に至った背景として、幼い頃、悪徳社長にだまされ、父が自殺したエピソードを紹介。当たり屋稼業をしていた銀次郎が、高級車に乗っていた菜穂子(太田夢莉)と出会い、ひかれあう。だが、菜穂子は敵の愛娘。2人の気持ちが揺れ動く「ロミオとジュリエット」ばりの展開だ。

太田が演じる菜穂子は「お嬢様」キャラクター。王道アイドルのルックスを持ちながら、実際には、サバサバとしたボーイッシュな性格の太田は「清楚(せいそ)なイメージの菜穂子は自分とは逆のタイプなので、女の子らしくしなきゃとスイッチを入れて演じています」とコメントした。

ドラマ初出演で、1話から涙を流すシーンもあったといい「どう演じたらいいかわからない中、涙を流す難しいシーンがあって焦りました」と吐露。ただ、銀次郎役の小林に「何回もリハーサルにつきあっていただいた」と感謝しつつ「温かい環境に恵まれているので、回を重ねるごとに成長したいなと思います」と意気込んだ。

主演の小林は、初共演の太田に対し「すごく昔から知っていたかのような感覚で、すぐに仲良くなれました。ロマンスを演じる照れもお互いになく、やりやすいです」と話している。