今年1月に成人式を迎える予定だったSTU48薮下楓(20)ら5人が、2日、広島護国神社で約4カ月遅れの「成人奉告祭」を行った。

48グループでは例年、「成人の日」に東京・神田明神に成人メンバーが一堂に会するのが恒例となっていたが、今年は各グループでの実施となり、さらに時期も各地域の状況に合わせて行われてきた。この日は、広島市の成人式が行われており、開催日に合わせて1期生の兵頭葵(20)薮下、2期研究生の鈴木彩夏(20)宗雪里香(20)渡辺菜月(20)の5人が参加した。

あでやかな振り袖に身を包んだ5人は、緊張した面持ちで神殿入りし、巌かな雰囲気の中、祈祷(きとう)を受けた。薮下は「両親をはじめ、これまでの人生に携わってきた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。成人を迎えたということは人生の大きな一区切りだと思います。何事も責任をもって、人生を楽しめる大人になりたい」と話した。

STU48の新成人メンバーを表現するなら何世代? との質問に、渡辺は「アナログから地デジに、携帯電話からスマホに、平成から令和に、4Gから5Gにといったようなオタマジャクシからカエルになるように時代の変化を体験した世代だと思うので、まさに“カエル世代”だと思います」と答え、周囲を笑わせた。新成人として挑戦したいことについて、鈴木は「どんなことにも狼狽(ろうばい)せず挑戦したいです」。宗雪は「食レポで愛媛県の名産を伝えたいです」と地元愛を語った。

また今月23日で役目を終えるSTU48号について、兵頭は「船ができて初日の公演に出させていただいてすごく思い入れがあります。船で学んだことを今後生かしていけたらいいなと思っています。また振り袖を着て船で写真を撮れたことはとても貴重な思い出になりました」と話した。