AKB48大西桃香(26)、高橋彩音(25)、近藤雄介(31)、渡辺みり愛(24)、五月女舞香(36)、中野郁海(23)が29日、東京・天王洲アイルKIWAで「アリゲーター朗読劇『Le Petit Prince~星の王子さま~』」を行った。

芸能事務所アリゲーター所属タレント総出演のイベントで、28日から2日間で計3公演を披露。「星の王子さま」の物語にアレンジを加えた朗読劇を届けた。7月実施予定も体調不良者が出て延期の末の開催で、主人公の王子役を演じた大西は「みんな総出演ということで、こういう機会もなかなかないですし、うれしい限りでございます」と笑顔で語った。

リベンジ開催となったことについては「一度寝かせてあらためてお稽古をして、7月とは違ったものを受け取ることもできた」と語り「前とは違う場所で感情移入して泣きそうになったり、セリフの意味もより理解して落とし込んでお届けすることができたのでよかったです」と話した。

舞台では、ほとんどの出演者が一人二役以上をこなした。星にまつわるトークでは、近藤が「自分と合わないなと思う人に会った時は違う星の人だと思うと気が楽になる」と語って笑いを誘う場面もあった。それぞれの性格についても話が及び、高橋は「私はお友達をつくりにいきたいし、お友達になりたいですとも言われたい」といい「仲良くなりましょうって言われても、結局、私の方がなついていることも多い」と明かした。

中野は「私は本心を隠すくせがある」と語り「隠すためにしょうもない小うそをついたり…」と明かすと、かつて同じAKB48で同僚だった大西と高橋は「あ~」とうなずき、観客を笑わせた。

好きなセリフ紹介では、渡辺が自身が口にした「大人たちは誰もこれがどれほど大切なことかわからないだろう」を挙げて熱弁。「今、SNSとかでいろんなことが言われたりしますけど、本心は自分しかわからない」と語り「昨日の公演では、ここは伝えたいポイントだなと思って、その思いが突き抜けちゃって強めに言ってしまいました(笑い)」と反省。会場は笑いに包まれた。

来年2月でのグループ卒業を控える大西は「時間をかけて仲良しになった相手に対して、君は責任を持たなきゃいけないんだ」というセリフを挙げ「卒業を前にして、今更染みるようになってきて。責任持つねって思ってます。このセリフが一番好きです」と語っていた。【松尾幸之介】