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主演女優賞ー綾瀬はるか「ICHI」「僕の彼女はサイボーグ」「ハッピーフライト」

滝綾瀬はるか
日刊スポーツ映画大賞・主演女優賞を受賞した綾瀬はるかはロングドレスでゆっくり登壇する(撮影・鹿野芳博)
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【受賞式記事】

 コメディーからシリアスな時代劇まで、スクリーンの中ではどんな世界観でも堂々と振る舞った綾瀬でも、経験の少ない授賞式の壇上だけは緊張した。「すいません、苦手なんです。本当に(受賞者が)私で申し訳ないようで…」。だんだん後ろに下がってしまい、司会者に指摘されるとますます恐縮した。

 肩の開いた純白のドレスも心配の種だった。控室で「もしかして、派手ですか?」と心配したが、レッドカーペットを優雅に歩くと瞬く間に「きれ〜い」の声が会場に広がった。この存在感が受賞の決め手になったのは、まだ本人は気付いていないかもしれない。23歳9カ月の主演女優賞は94年高岡の22歳1カ月に次ぐ若さだった。

 今年の映画だけでも、幾つもの“目”を披露した。「ICHI」では、盲目の剣士になって虚空を見つめ、「僕の彼女はサイボーグ」では、機械として無機質な視線をつくった。ドジで元気な新人CA役の「ハッピーフライト」は、憎めないキュートなウインクを客席に届けた。「違った役だったので、切り替えやすくて演じられたんです」と、さらりと語るのも大器の片りんだった。

 「主演女優」の看板が似合うようになっても、綾瀬の視線はそんなに遠くを見ていない。「演技って答えもゴールも見えないじゃないですか。だから目の前のことに愛情を注いで、全力で大切に取り組むこと。後はしっかりした舞台あいさつですね」。舞台あいさつを気にするのは、目の前にいるファンを思ってのこと。長く愛されるスターになりそうだ。【瀬津真也】

[2008年12月29日 紙面から]

 ◆綾瀬(あやせ)はるか 1985年(昭60)3月24日、広島県生まれ。00年、ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞受賞。02年「JUSTICE」で映画デビュー。04年のドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」で一躍人気に。ほかに映画「雨鱒の川」「ザ・マジックアワー」など、ドラマは「ホタルノヒカリ」「白夜行」など多数。来年「おっぱいバレー」が公開。

 ◆「ICHI」 三味線と歌で一人旅を続ける盲目の離れ瞽女(ごぜ)、市(綾瀬)。ある宿場町に流れ着いた時、野党集団の万鬼党に絡まれる。そこに旅侍の藤平十馬(大沢たかお)が助けに入るが、なぜか刀を抜かない。市は自らの仕込み刀で敵を切り捨てるが、宿場を仕切る白河組の2代目、虎次(窪塚洋介)と万鬼(中村獅童)の争いに巻き込まれる。

 ◆「僕の彼女はサイボーグ」 さえない男ジロー(小出恵介)は、自分の誕生日を祝うため、買い物に訪れたデパートでキュートな彼女(綾瀬)に出会う。食事していたレストランにも彼女は現れ、なぜか一緒に食事をすることに。楽しい時間を過ごしたが、彼女は意味深な言葉を残して去ってしまう。そして1年後、再び彼女が現れる。

 ◆「ハッピーフライト」 航空業界で働く人々の裏側や乗客を描いた。羽田発ホノルル行きチャーター便の出発が迫っている。副操縦士・鈴木(田辺誠一)の機長昇格を目指すフライトだ。試験教官は威圧感バリバリの原田教官(時任三郎)で、緊張感は高まる。新人キャビンアテンダント斉藤悦子(綾瀬)にとっても緊張の出発だ。

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