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石原裕次郎賞ー「クライマーズ・ハイ」原田真人監督

原田真人監督
「クライマーズ・ハイ」で石原裕次郎賞を受賞した原田真人監督(左から2人目)。左から堤真一、1人おいて石原まき子さん、山田洋次監督(撮影・蔦林史峰)

【受賞式記事】

 原田監督は壇上で、裕次郎さんへの思いを力説した。「映画監督になろうと思った16歳の時、日本で1番光り輝いていた映画人が、石原裕次郎さん。世界に向けて羽ばたこうとする裕次郎さんを見守っていました」。自らも専門学校を経て、米国や英国へ留学。海外での映画製作に挑んできただけに、石原裕次郎賞の重みが身に染みた。「この賞をいただいたことは、『世界へ向かって羽ばたけ』という意味だと思います。あ、あり、ありがとうございました!」。司会の露木茂アナウンサー(68)から「いいお話をいただいたのに、最後にかんじゃいましたね」と突っ込まれ、苦笑いを見せた。

 受賞作「クライマーズ・ハイ」は、85年の日航機墜落事故を題材に、史上最悪の死者520人という大惨事を再現。地元新聞社の混乱ぶりを詳細に描いた。裕次郎夫人のまき子さんから「俳優さんが本当の新聞記者のようだった。魅了されました」と感想をもらい、「まき子さんにほめていただき、感動しました」。

 主演の堤真一(44)から花束を贈られ、宴席では共演で助演男優賞の堺雅人と談笑した。「スタッフやキャストの頑張りで、ここまで評価していただいた。来年は時代劇を作って、世界に出ていきたい」。裕次郎さんの挑戦を引き継ぐつもりだ。【柴田寛人】

[2008年12月29日 紙面から]

 ◆「クライマーズ・ハイ」 群馬県・北関東新聞の遊軍記者の悠木和雅(堤真一)は85年8月12日、販売局員の安西(高嶋政宏)と谷川岳に登る準備をしていた。出発直前、ジャンボ機墜落事故が起こる。悠木は全権デスクを命じられる。県警キャップの佐山(堺)らが山に向かい、それぞれの闘いが始まった。

 ◆原田真人(はらだ・まさと) 1949年(昭24)7月3日、静岡県沼津市生まれ。沼津東高、東京写真専門学校を経て、米ペパーダイン大中退。72年にロンドンに語学留学し、映画評論家として活動。79年に「さらば映画の友よ インディアンサマー」で映画監督デビュー。99年「金融腐蝕列島・呪縛(じゅばく)」など社会派ドラマを手掛ける。03年「ラスト サムライ」で俳優も務めた。

第21回日刊スポーツ映画大賞
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