映画「スパイダーマン」シリーズなどで知られるトム・ホランドが、14日にインスタグラムを更新してメンタルヘルスを理由にSNSから離れることを発表しました。

投稿した3分ほどの動画でホランドは、「インスタグラムとツイッターは刺激が強すぎ、打ちのめされてしまう」と告白。ネットで自身について書かれていることを読むと負のスパイラルに落ちてしまうと話し、メンタルに悪影響を及ぼすため「アプリを削除してSNSから距離を置く」とSNS断ち宣言し、「またインスタグラムから姿を消す」と締めくくってファンに感謝を伝えています。

トム・ホランド(17年8月撮影)
トム・ホランド(17年8月撮影)

ホランドは動画の中で、「助けを求めることは恥ずべきことではない」とも話し、10代のメンタルヘルスの向上を支援する慈善団体について紹介していますが、最近ではジョナ・ヒルも精神面を理由にインスタグラムのアカウントを削除しており、自らの意思でSNSから離れることを決めたセレブはたくさんいます。過去に、SNS断ちを宣言したセレブたちを紹介します。


■セレーナ・ゴメス

メンタルヘルスを理由に2018年にSNSから離れることを宣言したセレーナ・ゴメスは、4年がたった今も仕事のプロモーションや気が向いた時にしかSNSを使わないことで知られています。インスタグラムの公式アカウントには3億人を超えるフォロワーがいますが、運営はアシスタントが行っており、自身はこの4年間ネットを使っていないと明かしています。SNSと距離を置いたことで人生が変わったと明かすゴメスは、「より幸せになり、今ここに存在することができ、人との結びつきも強くなった」と語り、普通の感覚を取り戻してより健康的な生活が送れるようになったと自身のメンタルヘルスの変化について述べています。

■エド・シーラン

2015年にストレスを理由に携帯電話を持ち歩かなくなったと明かしていたエド・シーランは、2019年12月に自身のインスタグラムでSNSからしばらく離れることを宣言。自分自身の時間を持ち、リラックスするためにSNSから離れることが必要だったと理由を説明しています。携帯電話を持ち歩かなくなり、テキストメッセージの返信などに追われなくなったことで、メンタルヘルスが改善して気持ちが良くなったと自身の変化を明かしています。

■ジャスティン・ビーバー

ジャスティン・ビーバー(15年撮影)
ジャスティン・ビーバー(15年撮影)

2億5000人を超えるフォロワーを持つジャスティン・ビーバーも過去にインスタグラムのアカウントを停止したことのあるセレブの一人です。2016年に投稿した交際がうわさされていたモデルのソフィア・リッチーとの写真に批判的なコメントが相次いだことがきっかけで、アカウントを削除しています。元恋人のゴメスも巻き込みネットが大荒れとなったものの、リッチーとはその後破局し、現在はSNSに復帰しています。ちなみに、妻でモデルのヘイリー・ビーバーも昨年、ハーパーズバザー誌のインタビューで、「自分自身と他人を比較しないようにするため」SNSを利用するのは週2回だけにしていると明かしています。

■カミラ・カベロ

昨年末に自身のインスタグラムのストーリーに投稿した文章で、一時的なSNSの休止を発表したカミロ・カベロは「新年までちょっとSNSデトックス」とつづり、プチSNS断ちを実施。「今週は携帯を使う時間を減らしたい」と理由を明かしており、ケンダル・ジェンナーやベラ・ハディッドらも実施している心の健康のためSNSからしばし離れるSNSデトックスに挑戦していました。カベロはセカンドアルバムを制作中の2019年にも自分自身に集中するためSNSを休止していた時期があります。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)