日向坂46渡邉美穂（20）が、31日に生配信するオンラインライブへの意気込みを語ります。配信サービスNBA　Rakutenの新番組「とりあえずNBAファンになってみる？」のレギュラーにも就任。12年間のバスケットボール経験で培った度胸とコミュニケーション能力で、グループを活気づけます。

日向坂ポーズで笑顔を見せる渡邉美穂

現在はライブリハーサルのまっただ中だ。「すごく順調だと思います。数カ月空いてはしまったんですけど、みんなライブやりたい、踊りたい、歌いたいって感じで。パワーがたまっていたので、気合が入っています」と笑顔。「私も外出自粛期間中、パワーがあり余っていたので、朝起きた後に『キツネ』や『ドレミソラシド』とか日向坂の曲を踊って目を覚ましていました」と明かした。

グループにとって2度目のオンラインライブ。「今までは会場のお客さんたちを見て、カメラはそこまで意識していなかったんですけど、今回はカメラの向こうに見ている方々がいるので、どこでどう映るのか把握して、ちゃんと1人1人が見せ場を作ることが必要になってくると思います」。グループの武器は見ている者を幸せにする「ハッピーオーラ」だ。「画面越しだけど、みんなで届けたいです」と笑った。

開催直前で延期となった春のツアーの内容を再現し、配信ならではの演出を加えた構成となる。「日向坂らしいストーリー性のある構成だと思います。ライブで盛り上がる曲も、新しいフォーメーションでやったりするので、注目してほしいです」。ツアーでお披露目するはずだった豪華ステージセットをそのまま使用するという。「『お客さんを入れないのにここまでやるのか！』って思うくらいのライブになると思います！」とアピールした。

リハーサルに臨む日向坂46

個人では、NBA番組のレギュラーに就任した。小1から高3まで続けたバスケが仕事につながった。「最初はびっくりしたけど、うれしかったです。NBAに詳しくないので不安もありましたが、グループの外に出て知らない環境に飛び込んでいくのが楽しいです。たくさん勉強して吸収したいです」と喜んだ。

テレビ東京系冠番組「日向坂で会いましょう」でも、MCのオードリーをイジり返してスタジオを盛り上げるなど、活躍が光っている。今月6日放送のフジテレビ系「ネプリーグ」には二期生3人とともに出演。大久保佳代子と積極的にやりとりして話題を呼んだ。「ありがたいことに、『しゃべれるね』って言っていただけることもあります。自分では意識はしていなかったんですけど、キャプテンもしていましたし、バスケの12年間で身についた部分もあるのかなと思います」と話した。

17年8月、日向坂46改名前のけやき坂46（読み：ひらがなけやき）に二期生として加入。来月に3周年を迎える。「ここ最近、ようやく自分の変化を感じてきました。外出自粛期間が、自分を見つめ直す機会になったんです」と明かす。

「これまでは撮られた写真だったり、自分が出ている番組や、紙面を見るのが苦手だったんです。恥ずかしくて。でも、自粛期間にたくさん見返して、今では全部見るようになりました。どう写っているかとか、『もっとこうできたかな』って、あらためて反省したりしています」

ピースする渡邉美穂

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、ツアーをはじめ、握手会などのイベント開催も難しい状態が続いた。「上半期は、シングルのリリースやライブもできなかったんですけど、その分、下半期で日向坂の名前を一気に世の中に広げていきたいです」と誓う。

「去年はシングルデビュー1年目で、新人という理由でフレッシュさとかを話題にしていただけた部分があると思うんですけど、今年は2年目で、新人というのも通用しないし、ちゃんと期待に応えられるくらいの実力を示していけるように、みんなで補い合っていきたいです。10月からはツアーの振り替え公演、12月には東京ドームライブもある予定なので、そこに向かってみんなで一緒に歩んでいきたいです！」

自身もアイドル活動4年目に入る。

「ありがたいことに、1人で外の環境に出させていただく機会も少し増えてきました。私だけじゃなくて、常にみんなが思っているのは『日向坂の看板を背負っている』ということだと思います。見てくださった方に、自分をきっかけにグループを知っていただけるように。グループの中の1人として、責任を持って頑張りたいと思います！」

学生時代はポイントガードとして、キャプテンとしてチームを引っ張った。芸能界というコート上でも、縦横無尽に走り回っていきそうだ。【取材・構成＝横山慧】

◆渡邉美穂（わたなべ・みほ）2000年（平12）2月24日、埼玉県生まれ。17年8月けやき坂46（現日向坂46）に二期生として加入。愛称「べみほ」「みほ」「ミホワタナベ」。158・6センチ。血液型A。