演技を通して、新たな一面が花開く。乃木坂46冨里奈央(19)がフジテレビ系ドラマ「コントラスト」(火曜深夜0時45分、FODでは全話配信中)に出演している。互いにひかれ合う主人公の男子2人を見守り応援する中野瑞希役を務め、明るさと真っすぐさを一つ一つ実直に表現。積み重ねた確かな手応えが、殻を破る鍵となる。【寺本吏輝】
★自身も作品もブラッシュアップ
劇中では高校生を演じる。「制服を着られるのがとにかくうれしい」と柔らかい笑顔を見せた。「お芝居をしている時は、自分じゃない自分になりきれる。アイドルをやっている時とはまた違う自分が見られる。それがすごく楽しいです」と魅力を表現した。
演じる瑞希は「すごく人のことを思って真っすぐに、人のことを考えて行動できる子。すごく素敵です」という。明るさ、真っすぐさ、人のことを思う。自身と重なる部分もあるが、「監督とお話しして、サバサバした感じも意識しました」と異なる部分の表現にも挑戦。「人の相談をどう聞いたら良いんだろう、とか、どうアドバイスしたら良いんだろう、とか、すごく悩みました。友達に実際に相談を受けてもらって試すこともあって…」と試行錯誤を繰り返し、役作りに励んできた。
昨年には3期生岩本蓮加(22)と「ふたりエスケープ」(テレビ大阪ほか)でダブル主演を務めるなど、着実に演技の経験を重ねる。「私は普段でも演技でも、人と目を合わせることが少し苦手で、悩みでもありました。でも、ドラマのお仕事を重ねて『こんな場面でこうやって相手を見たら、こう捉えるんだな』『こうやったらうまくいったな』とつかみはじめています。目の動きで感情を伝えることが出来るようになっているのかな」と成長も実感。感情の機微にも丁寧に向き合い、自身も作品もブラッシュアップしてきた。
得た経験を日頃のアイドル活動につなげ、「例えばライブではカメラに抜かれた時に印象を残せるように、その一瞬に表情を作るようにしています」とまさに真っ最中の「真夏の全国ツアー2026」でも成果を発揮。最近ではハムスターのまねをし、ほおをかわいらしく膨らませる「ハム顔」もポイントの1つだという。
★「アイドル人生を後悔したくない。」
演技とアイドルの相乗効果を実感するだけでなく「(3期生の)久保史緒里さんはいろんな作品に出て、その経験を乃木坂46に還元されていました。そういった姿を見てきたので、素敵だなと思いますし、私も久保さんのように挑戦を重ねて、尊敬される先輩になりたい」。憧れる未来像もはっきりと見えてきた。
42枚目シングル「是非に及ばず」の選抜発表後に更新したブログでは、今作アンダーメンバーとして活動することとともに、41枚目シングル期間に自分の殻を破る挑戦ができたと記した。「例えば『乃木坂工事中』では、ここでこう言うんだ、抑揚をつけて笑いを取るんだ! って何回も何回も練習しました。(お笑いに)苦手意識も少しあったけど、皆が笑ってくれてすごくうれしくて」。ドラマ出演で培った表現力も武器に、怖がらずに前に出る意識も強まっている。
「コントラスト」は今日21日に第4話を迎える。「これからいろんな問題も起きるけど、その中で瑞希ちゃんは自分にできることを一生懸命やります。そんな真っすぐなところに注目してほしいです」とアピールした。
「やっぱり人生1度きりだし、アイドル人生を後悔したくない。出来ることを全部やって、今後もっともっと楽しいアイドル人生を、自分が思い描くアイドル人生を、送れたらいいなって思います」
約2カ月後には二十歳の節目を迎える。蓄えた力を胸に“シン・なおなお”になる準備は万端だ。
◆冨里奈央(とみさと・なお)2006年(平18)9月18日、千葉県生まれ。22年2月加入の5期生。愛称「なおなお」など。身長164センチ。血液型O。











