テレビ朝日の10月改編説明会が9日、同局で行われた。「羽鳥慎一モーニングショー」(28日スタート、月~金曜午前8時)として、22年ぶりに朝のワイドショー「モーニングショー」の看板を復活させると発表した。

 「モーニングバード」で羽鳥キャスターが担当しているボード解説など、人気コーナーを強化するなど、さまざまな企画を計画中という。「モーニングショー」は、1964年の初代木島則夫氏以来10人のキャスターがバトンをつないできた、日本初のワイドショー。

 西新総合編成局長は「さわやかで物腰柔らかい羽鳥さんの魅力を前面に出し、テレビ朝日のワイドショーのDNAを打ち出したい。人間の喜怒哀楽をしっかり描くのがワイドショー。朝のワイドショーは激戦なので、我々の特徴をさらに出したい」とした。

 改編率は全日13・6%、ゴールデン12・9%、プライム9・6%と低め。西氏は「バラエティーはうまくいっているとは言えないが、4月に大きな改編をしたので、今はしっかり強化していく時期。特効薬はない」。谷口洋一編成部長は「番組内での新企画などでどんどん強化を行っており、結果を出している。タイムテーブルには見えないが、こう見えても攻めている」と自信をみせた。