SMAPの解散が伝えられた13日、ジャニーズの後輩タレントたちは一様に驚きの表情や困惑の様子を見せた。TOKIO国分太一(41)はレギュラー番組で「新聞報道で知りました。驚いています」と語った。V6井ノ原快彦(39)は、影響を考えてか、レギュラー番組冒頭で、この問題については沈黙を守る意思を示した。TOKIO長瀬智也(37)は主演映画で予定していた囲み取材を急きょ中止にするなど、ナーバスな反応をした。

 国分は司会を務めるTBS系情報番組「白熱ライブビビット」のニュース紹介のコーナーで、SMAPの解散報道について触れた。ボードに張られた解散を伝える日刊スポーツの紙面を見ながら「今朝の新聞で、この報道を知ったので、まずは率直に驚いています」と切り出した。

 日ごろは、よどみない語り口で、軽快なコメントをする国分だが、この日は口が重かった。「紙面を読んだんですが、メンバーが何を語っているのかが一切、載っていないんですよ。僕も正直、語りようがないという状態です」と戸惑っている気持ちを明かした。

 昨年大みそかのNHK紅白歌合戦でSMAPのメンバーと会話した時を振り返り、「当たり前ですけど一切、僕は(解散の予兆を)感じなかった」という。最後に「メンバーがお話をしてくれる状態じゃないと語るのはすごく難しい」と言って締めくくった。

 国分は88年のSMAP結成時、V6坂本昌行(44)らとサポートメンバーとして活動した時期もあった。

 井ノ原はコメントすることを避けた。司会を務めるNHK「あさイチ」冒頭、有働由美子アナウンサーから水を向けられると「かなり黙認(黙秘)します!!」と答え、「ちょっと、あなたは全部突っ込んできますから」と困惑の表情を浮かべていた。

 長瀬は都内で主演映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(宮藤官九郎監督、2月6日公開)のレッドカーペットと舞台あいさつに出席した。当初は舞台あいさつ前に報道陣による囲み取材に応じる予定だったが、急きょ中止となった。

 同映画の配給関係者によると、長瀬の意思ではなく、共演者や宮藤監督への配慮や、混乱を避けたいというジャニーズ事務所の意向で決まったという。長瀬はTOKIO結成前、SMAP草なぎ剛らとジャニーズJrとして活動していた時期がある。

 長瀬は同映画で、地獄にすむ鬼で高校教師という異色の役柄を演じた。「(配役が)僕じゃなかったら、やきもちを焼いてましたよ」というほど役にほれ込んで撮影したという。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀