フジテレビ「SMAP×SMAP」でのSMAP謝罪生放送を受け19日、BPO放送倫理・番組向上機構のサーバーがダウンし、一時的にウェブサイトがつながらない事態となった。

 BPOは、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する第三者機関。リーダー中居正広らメンバーの疲れ切った表情や、SMAP解散、存続に関する明確なコメントがないまま謝罪だけが行われた不自然な光景に「パワハラ的」と感じた多くの人がBPOのウェブサイトに殺到したとみられる。

 サイトがつながりにくい状態を受け、ネット上では「見せしめ」「公開処刑」「お通夜」「私が知っているSMAPじゃない。まるで別人」「見ていられない」「納得できていないまま立っているのが分かる」「言わされている感じ」など、多くの感想がみられた。「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれた」という草なぎ剛のコメントも謎を呼び「生放送での公開パワハラ」と受け止めた人も多かったようだ。

 注目を集めるBPOだが、ファンの対応は2つに分かれている。「放送局の倫理を徹底して審議してもらうべき」とする積極派と、「スマスマがなくなると、SMAPは喜ばない」「ファンならスマスマという屋台骨がゆらぐようなことはしない」という慎重派で、いずれもショッキングな生謝罪へのファンの混乱がうかがえる。

 生謝罪の当日には、ツイッターや2ちゃんねるもサーバーがダウンするトラブルがあった。