TBSは12日、長瀬智也(38)主演で7月にスタートする日曜劇場「ごめん、愛してる」(日曜午後9時)で、長瀬演じる律を兄のように慕う韓国マフィアの跡取り息子・ペクラン役に、韓国で人気の若手俳優イ・スヒョク(29)を起用することを発表した。イ・スヒョクは日本のドラマ初出演だ。

 ペクランは律が用心棒を務めるカジノのオーナーの息子役。生まれてすぐに親に捨てられて養護施設からある夫婦の養子となった律は、養父母の赴任先の韓国・ソウルで家出し、それ以来、韓国裏社会で生きてきた。ペクランにとっては、唯一心を許せる存在だ。ペクランは律が日本に戻り、母親を探すきっかけを作る重要な役どころとなる。イ・スヒョクは撮影で監督にキャラクターの方向性や演技プランを提案するなど積極的に役作りに取り組んだ。

 イ・スヒョクは「初めて日本のドラマに出るのですが、韓国語で演技できるので(言葉の問題がなく)ラッキーでした。また、韓国でとても有名な作品のリメークを演じることができて光栄に思います。韓国でもとても話題になると思うので、いい演技を見せたい、頑張りたいという気持ちがありました。主演である長瀬さんと頑張って、いい演技を通していいドラマになるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 演じるペクランについては「これまで韓国であまり演じることのなかった男らしい役を演じられて、とても楽しかったし感謝しています。ペクランを守るため律が命をかけ、それゆえに律が日本に戻らざるを得なかったという、このストーリーの始まりを創り出す役割を担っているので、律とペクランの男同士の絆、韓国でいう“ブラザーロマンス”をうまく描きたいですし、そういうところをみなさんにも見てほしいです」と話した。