フジテレビ系の小栗旬(34)主演の火曜ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(午後9時)の13日最終回の平均視聴率が9・6%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べでわかった。全話通しての最高視聴率は初回の13・9%だった。 

 小栗と西島秀俊(46)の本格派俳優2人が民放連ドラ初共演する話題の作品。「SP」シリーズなどを手掛けてきた金城一紀氏が、5年前から小栗をイメージして原案・脚本を準備してきた骨太アクションエンターテインメントだ。人に言えない過去を持つ公安機動捜査隊特捜班の面々が、警察ドラマの常識を越える規格外の事件に挑んでいく。1年半前から練習を積んできたという小栗と西島の、本格的なアクションも見応えがあった。

 最終話は、特捜班の大山(新木優子)を脅してオフィスを爆弾で吹き飛ばした結城(金子ノブアキ)に怒り心頭の稲見(小栗旬)は、結城と戦うことを決意する。自らの命と引き換えに結城を制止しようとするが、間一髪のところで田丸(西島秀俊)に助けられる。その後、結城が総理大臣の岸部(竜雷太)を狙撃したとの情報が入り、稲見は田丸と現場へ急行するが、現場にはある違和感が。2人は結城の真の狙いに気付く、という内容だった。