6日の舞台「アザー・デザート・シティーズ」でステージから転落し死亡した俳優中嶋しゅうさん(享年69)の妻で女優鷲尾真知子(68)が7日深夜、所属事務所のホームページにコメントを掲載した。鷲尾は7日初日の舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(東京・明治座)には出演するが、会見などは行わないとしている。コメントは以下の通り。

 「私、鷲尾真知子の夫・中嶋しゅうが、初日上演中の舞台から転落し、救急搬送された病院で、7月6日午後10時に息を引き取りました。これから警察での詳しい検死が行われるとのことですので、申し訳ありませんが、皆様にお伝えできるこれ以上の詳細情報が、私にもございません。

 ただ、中嶋本人も連日稽古に励み、開幕を楽しみにしていた公演初日に、このような事態となりましたこと、共演の皆さまをはじめとする関係者の皆さま、ファンの皆さまに、妻として、深くおわび申し上げます。

 そして、私自身も、本日7月7日に初日を迎える明治座での公演がございます。それぞれ1日違いで開幕する舞台でしたので、中嶋とも互いに励まし合いながら、ここ数週間をともに過ごしてまいりました。

 まだ私自身が信じられない気持ちの中におりますが、今はただ、公演初日から千秋楽まで、無事に務め上げることに集中したいと思っています。中嶋もそうすることを一番に願っていると思います」