お笑いコンビおぎやはぎ、劇団ひとり（４０）らがレギュラーを務めるテレビ東京系バラエティー「ゴッドタン」（土曜深夜１時４５分）が、今年の日本テレビ系「２４時間テレビ４０」（８月２６、２７日）の裏番組として、３時間半特番で初のゴールデンタイム進出を果たすことが８日、分かった。「キス我慢選手権」など深夜ならではの面白企画で人気を誇り“悪ふざけの最高峰”とも呼ばれる番組が、大型番組とかぶる時間帯に殴り込む。

　タイトルは「ゴッドタン　ゴールデン３時間半ＳＰ」。今年の正確な放送時間は未発表だが「２４時間テレビ」は昨年の場合、土曜午後６時半～日曜午後８時５４分だった。「ゴッドタン」を８月２６、２７日のどちらにぶつけるかは未定だが、ゴールデンタイム（午後７時～１０時）にかかる放送となる。具体的放送内容も未定だが悪ふざけものも含め、同番組ならではの個性的な企画で攻めると思われる。

　番組１０周年ならではの無謀な挑戦にもみえ、このほど会見したおぎやはぎの矢作兼（４５）は「テレビ東京の偉い人がおかしくなったんじゃないでしょうか」、小木博明（４５）は「他局ではありえない」と独特の言い回しで笑いを誘った。

　劇団ひとりは「僕は大反対。どうかなくなるよう、皆さんの力を貸してください。深夜だからＢＰＯ（放送倫理・番組向上機構）も目をつぶってくれていたのに」。小木は「（視聴者層は）ゴールデン帯にテレビの前にいない人たちばっかです」、矢作も「その時間は個室ビデオ店にいる人たちじゃないでしょうか」と自虐的に話した。

　「２４時間テレビ」は日本を代表するチャリティー番組。ひとりは「裏が、世のため人のためにやってるのに…」。今年の「２４時間テレビ」のチャリティーマラソンランナーは８日現在、発表されていない。ひとりは「もし話がきたら、こっちをやめて走ります」と笑わせ、先月他局番組のロケで右鎖骨を骨折した小木も「まだ右肩が上がりません。でも話が来たら走ります」と断言した。

　来てほしいゲストを聞かれると、ひとりは「松居一代さんですかね。あれだけしゃべりたいことがあるなら真実を語ってほしい」と、船越英一郎から離婚調停を申請されていた松居の名をあげた。【小谷野俊哉】