演歌歌手大江裕(27)が22日、故郷の大阪・岸和田市のトークタウン岸和田で「岸和田観光大使」に任命された。

 新曲「檜舞台」キャンペーンのために訪れた同所で、信貴芳則市長から委嘱状を受け取り、「歌手生活9年目で岸和田の観光大使になってくださいと言われましてビックリ致しました。とてもうれしいです。恐れ入りますぅ~」と笑顔で話した。

 18歳で北島音楽事務所の門をたたくまで故郷で育った。09年に歌手デビューをした後も「岸和田歌謡祭」へ何度も出演するなど、地元との縁を大事にしてきたという。昨年には「だんじり祭」を題材にした、ご当地ソング「だんじり育ち」を発売。さらに、故郷との結びつきが強まった。

 上京前は、市内にある老人施設をボランティアで何度も慰問して歌唱していた。「そこで、たくさんの人に勇気や喜びを教えていただき、そんな地元に恩返ししたいという思いもありました」という。「だんじり祭」にも「もちろん何度も参加していました。婦人会で(笑い)」と振り返った。

 今回、観光大使に就任したことで「これからも、多くの人に岸和田の良さを伝えていきます。新しい『岸和田音頭』なんかを歌っていければなぁ」と、“岸和田の顔”としての活躍を誓った。