「瀬戸の花嫁」「よこはま・たそがれ」などのヒット曲で知られる作曲家で、歌手としても活躍した平尾昌晃(ひらお・まさあき)さんが21日午後11時40分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。79歳。

 略歴は以下の通り。

 ◆平尾昌晃氏(ひらお・まさあき、作曲家、歌手)1937年12月24日、東京都生まれ。1958年に「リトル・ダーリン」でソロ・デビュー。ミッキー・カーチス、山下敬二郎とロカビリー旋風を巻き起こした。60年代半ばから作曲家として活躍。布施明さん「霧の摩周湖」、小柳ルミ子さん「瀬戸の花嫁」「わたしの城下町」、五木ひろしさん「よこはま・たそがれ」、梓みちよさん「二人でお酒を」など数々の人気曲を手掛けた。73年、五木に提供した「夜空」が日本レコード大賞を受賞。歌手としては78年に畑中葉子さんとデュエットした「カナダからの手紙」がヒットし、紅白歌合戦にも出場。70年代には平尾昌晃ミュージックスクールを設立し新人歌手育成にも努めた。03年紫綬褒章。