ET-KINGのリーダーいときん(38)がステージ4の肺腺がんが見つかったことが分かったと3日、所属事務所が発表した。しばらくの間は治療に専念し、年内の個人のライブ活動を休止する。ET-KINGは活動を継続する。いときんは事務所を通じて「生きたい!」と強い思いを寄せた。

 事務所によると、いときんは6月に毎年定期的に受診している健康診断で肺腺がんが見つかった。7月に細胞検査を実施した結果、ステージ4の進行がんであることが判明。リンパ節、脳にも転移していた。現在は大阪市内の病院に入院中で、深部静脈血栓症の治療をしており、肺腺がんの治療について、いときんは所属事務所を通じて「これからは生命力を尽くし、家族、仲間と共に病気と向き合い治療法を選択し専念していきたいと思っております」とコメント。

 グループの活動について「ET-KINGのいときんとしてのライブ活動はしばらく休ませて下さい。ライブ関係者各位、イベンターのみなさまには、年内ライブにつきましては大変ご迷惑をおかけすることになりますが、事務所メンバー含め精一杯の対応をして参りますので、どうかよろしくお願い致します」とした。

 音楽への強い思いも寄せた。「ET-KINGのリーダー、いち大阪のブルースマン、そしてHIP HOPのトラックメーカーとして、自分の音楽、哲学に向き合い、まだまだ作品を残したいと思っています。生きたい!」。