有村架純主演のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」が9月末で終了し、「ひよっこロス」という声も聞こえてきます。そこで、期待されるのは、続編やスピンオフ。果たして、どの程度の可能性があるのでしょうか。

 9月30日に茨城県内で行われた「ひよっこ」のファン感謝祭を取材した際、有村は「何げない日常を描いていたからこそ、何とでも続きが、脚本家の岡田恵和さんのお力をお借りして作れるんじゃないかなと、すごく思います」と続編に期待を寄せていました。さらに有村の気持ちを聞くと「チャンスがあるなら」と出演に意欲を見せました。

 一緒に参加した共演の磯村勇斗も「続きがあることを信じて秀は生き続けます」と自身の役名をあげて続編を期待していました。イベント会場にはファンの「もう1回みたい」、「続きをみたい」と、大きな声がステージのキャストに向けられていました。

 イベント後、思い切ってNHKの制作関係者に続編の予定を聞いてみました。9月のクランクアップ時に有村同様に「チャンスがあれば」と語っていた人です。この日は「なかなか難しいです。出演者の皆さんが忙しくて。また、すぐに集まってとは、簡単にいかないんですよ」。「ひよっこ」がヒットしたおかげで、多くの出演者の人気が急上昇。NHK以外の仕事のオファーが殺到しているようなのです。

 ただ、NHKにも出演者にも続編への意欲は十分感じます。続編制作がキャストのスケジュール次第となると、「ひよっこ」ブームが少し落ち着いた頃になるかもしれません。