太賀(24)の主演映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」(広原暁監督)公開記念イベントが17日、都内のタワーレコード渋谷店で行われた。

 この日は主題歌「明日とかどうでもいい」を書き下ろした2人組バンド「忘れらんねえよ」がミニライブを行い、同曲と「スマートなんかなりたくない」、「世界であんたは一番綺麗だ」、「いいひとどまり」の4曲を歌った。

 3曲目の「明日とかどうでもいい」の途中に、太賀と中村蒼(26)矢本悠馬(27)がスタッフに担がれて登場した。ボーカルの柴田隆浩(36)が「ラストの汗臭いところだったのに…」と言うと、太賀は「どんなテンションで入っていいか分からなかった」と苦笑した。

 「ポンチョに夜明けの風はらませて」は、将来に希望を見いだせないまま日々を過ごす又八(太賀)、ジン(中村)、ジャンボ(矢本)が、ジンの大学受験失敗を受け、卒業間近にあてもない高校最後の旅に出る青春ロードムービー。映画にちなみ、青春時代の思い出は? と質問が出た。

 太賀は「僕は全くモテなかったですね」と笑った。司会の東京03角田晃広から「バンドをやっていたという情報が…」と聞かれると「結成しては解散して…名前がヤバくて」と、中学時代から結成を繰り返したバンド名が、下ネタだらけだったと明かした。

 太賀 中学の時に結成した「モスキートノイズ」は1カ月で解散。その次は「ヌードトランプス」。その後が「ゴールドアンダーヘアーズ」。ずっと下ネタが続いちゃって…最後は漢字の「森羅万象」。バンド結成して、スタジオに入って、バンドの名前を着けたら解散。邦楽も洋楽もカバーしたんですけど、下手くそ過ぎて何のカバーをやっているか分からなくて、気分悪くなって解散。ビートルズも難しくて。いっぱい組んで、いっぱい解散した。(楽器は)足りないところをずっとやってました。

 太賀は、柴田から「『ゴールドアンダーヘアーズ』を解散しなかったら抜かれていたかも…」と言われると、「再結成しようかな。でも、テレビに出られなさそう。いつでも、やる気持ちだけはあるんで」とバンド活動への意欲をのぞかせた。【村上幸将】