NHK定例放送総局長会見が23日、都内で行われ、木田幸紀放送総局長は、俳優小出恵介(33)の主演ドラマが放送直前に中止になった問題で、所属事務所との補償問題協議が終了し、合意に達したと明かした。

 小出は5月に大阪市内で17歳少女と不適切な関係を持ったとして、無期限活動停止中。6月10日から全6回で放送開始予定だった「神様からひと言~なにわお客様相談室物語~」が2日前の同8日に急きょ中止となっていた。木田氏は「所属事務所と協議が終わった。合意に至りました」と語ると、詳しい金額など合意内容は明かさなかったが「こちらの求めていた通りの合意だったと聞いている」と説明した。合意したのは6日という。

 一方、NHKは2020年の東京パラリンピックを見据え、6月から障害者のキャスター・リポーターを公募してきたが、北海道出身の千葉絵里菜さん(22)と後藤佑季さん(21)の2人が決まったと発表した。千葉さんは「手本にしたいのは有働由美子アナ」と笑顔を見せた。2人は今後、パラリンピック関連番組などに出演する予定。