今年で30回の節目を迎える、国内最大の映画祭が開幕した。

 初日はレッドカーペットイベントが行われ、アンバサダーを務める女優橋本環奈(18)が先陣を切って登場した。

 「30回目という節目で東京国際映画祭のアンバサダーに就任しました、橋本環奈です」とあいさつした。黒のノースリーブのロングドレス姿で、寒空の中でも笑顔を絶やさず、優雅にカーペットを歩いた。降っていた雨も、橋本の登場と時を同じくするように止み、晴れ女ぶりを見せていた。

 橋本は今年、「銀魂」「斉木楠雄のψ難(さいなん)」と映画2作に出演し、ともにコメディエンヌとして新境地を開いた。イベントでは、若い世代に映画の魅力を伝える役割を担う。

 人気漫画の実写化で、Hey!Say!JUMP山田涼介(24)主演の「鋼の錬金術師」(12月1日公開、曽利文彦監督)が、今映画祭では日本映画として10年ぶりにオープニング作品に選ばれている。