近藤真彦(53)が、黒柳徹子(84)の半生を描くテレビ朝日系昼の帯ドラマ「トットちゃん!」(月~金曜午後0時30分)に出演し、黒柳と旧知の仲の故森繁久弥さんを演じることが9日、分かった。今月24日から登場する。

 森繁さんが俳優として活躍した40代から「徹子の部屋」第1回放送にゲスト出演した60代までを演じる。「徹子の部屋」のシーンでは、森繁さんの名曲「知床旅情」を歌いあげた。今でも月に1回はご飯を一緒に食べるほど親交が深い黒柳に、出演が決まったことを報告すると、「もうあなたに任せたわ!」とエールを送られたという。

 森繁さんを演じるにあたって、森繁さんの出演映画のDVDなどを何度も繰り返し見て研究したという。見かけだけではなく、中身にもこだわった。「森繁さんはお姉ちゃん好きな部分があって、僕も似たところがあるんじゃないかと思う。非常にプレッシャーはあったけど、やっていて楽しい役でした」と笑う。銀座のホステスを連れてスタジオ入りしたり、清野菜名(23)演じる黒柳の耳元で「1回、どう?」とささやいたりするシーンもある。

 同局の服部宣之プロデューサーは「森繁さんの風格やオーラ、ちゃめっ気がある部分をうまく演じてくださいました」と話した。撮影は全て終えており、近藤は「日本中にエネルギーをもたらすようなドラマに仕上がったと思います」とアピールした。