宝塚歌劇花組公演「ポーの一族」(来年1月1日~2月5日=宝塚大劇場、2月16日~3月25日=東京宝塚劇場)の会見が16日、都内で行われた。72年に第一作が発表された萩尾望都氏の人気漫画の初ミュージカル化で、永遠に生き永らえていくバンパネラのエドガーを明日海りお、シーラ男爵夫人を仙名彩世、アランを柚香光が演じる。

 演出は、同作品のミュージカル化を熱望してきた小池修一郎氏で、「宝塚に入る前に読んで衝撃を受け、いつか宝塚でやりたいと思っていた。原作の名場面がないなど、いろいろな意見が出ると思うけれど、今の視点で成立させたい」。会見では明日海らがふん装姿で歌を披露したが、萩尾氏は「イメージ以上に美しい世界が目の前にあって、ドキドキしています」と喜んだ。

 明日海は「ときめきの物語が詰まった作品。舞台化の責任を感じて緊張するけれど、萩尾さん、原作のファンの方など、みなさんが納得できる作品をつくりたい」と話した。