タレントの中山秀征(50)が、マスコミからたたかれて悩んでいた時代に落語家の桂文枝(74)に救われたという言葉を明かした。

 中山は21日放送のNHK「ごごナマ」に出演。これまでに感銘を受けたというさまざまな大物芸能人の金言について語った。

 90年代前半にはバラエティー番組やドラマなどに引っ張りだことなっていた中山。「来るものは拒まずで全部受けていた。NOはなかった」とオファーを片っ端から受け、10数本ものレギュラーを抱えていたが、その一方で「そうしたらマスコミではずいぶん批判的に書かれて。『テレビに出まくって何なんだ』『バラエティーはそんなに甘いもんじゃない』『テレビをダメにした』とか、いろんなコラムニストに書かれたりした」という。

 そうした批判に「『まあいいか』とは思ってたんですけど、やっぱりどこかで気になってたんでしょうね、さすがに言われると気になって」と中山。そこへ、番組で共演していた桂三枝(現・文枝)から「まだ甘い。気にするな」と声を掛けられたという。「『ずいぶん言われてるみたいだけど気にするな。俺なんか1番演ってる時はレギュラー21本だから。まだ甘い』って。まだまだ上がいるなと思って、すごくホッとしたんですよ」と笑顔で振り返った。