92年の誕生以来、世界中に熱狂的なファンを持つ格闘ゲーム「モータルコンバット」。その世界観を実写化した第2弾は、戦士たちが闘い続ける“格闘映画”に徹した潔さがある。

「人間界VS魔界」。世界の命運を懸けた格闘トーナメント「モータルコンバット」で、魔界相手に9連敗の人間界の戦士たちが新たな仲間を迎え、最終決戦に挑む。善か悪かを軸にしたストーリーは分かりやすく、キャラクターや設定に詳しくなくても置いていかれない。

前作に引き続き、「SHOGUN 将軍」で世界的評価を得たスコーピオン役の真田広之、ライデン役の浅野忠信が続投。シリーズ屈指の人気キャラ、ジョニー・ケイジ役のカール・アーバンが初参戦する。

印象的なのが真田だ。還暦を過ぎてもキレのある立ち回りで、間合いの取り方や一撃の置き方に「本物」の手触りが残る。装飾や必殺技の再現度も高い。残虐描写もリアルでR15+指定。ゲームの世界観は失わず、必殺技の見せ場もある。「リュウ・カンの火龍」は単なるファンサービスにとどまらず、物語のヤマ場として効く。粗削りな部分は多いが、荒唐無稽さも含めて振り切った娯楽作だ。【松浦隆司】

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