俳優松平健(64)が11日、東京・巣鴨地蔵通り商店街で高齢者詐欺被害防止啓発イベントに出席した。

 「未然奉行」の衣装に「落ち着きますね」とほほ笑んだ。昨年の高齢者詐欺の阻止率が49・8%だったことを話し「少しでも減らして、『0』になるように目指していきたい」とアピールした。「(被害は)東京だけなく、地方にも広がっている。誰もが被害者になる可能性があるので、全国で知っていただきたいです」と話した。

 内閣府政府公報室は啓発WEB動画「母との約束」編を今日から配信している。同動画にはANZEN漫才が出演し、「家族との約束が家族を守る」のメッセージを発信している。動画について「ルール1つで大切な家族も守れるという、わかりやすい内容」といい、「家族を守ることがより強い絆にもなる。全国に広めて欲しい」と話した。また、動画にちなんで家族とのルールを「合言葉を聞く」と話した。「未然奉行的には『山』『川』かもしれませんが、母の好きな花や食べ物になるかな」とほほ笑んだ。

 今年1年は「自分自身、全てうまくこなせた」と振り返った。8日に急死した野村沙知代さんについては「面識はありませんが」とした上で「体調には気をつけていたと思いますが。(亡くなったのは残念ですが)ご主人がそばにいたのはよかったと思います」といい、「自分も人間ドックで毎年検査して、健康には常に気をつけています」と話した。