女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の11日放送第61話の平均視聴率が20・5%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第61話は、また険悪になってしまったてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)。てんは藤吉から「仕事はやめて家で自分を支えて欲しい」と伝えられ、ショックを受ける。しかし、寄席の雑務に不慣れな藤吉はてんてこ舞いとなる。リリコ(広瀬アリス)はてんに、一流芸人の団吾にこだわる藤吉の戦略は、席主として正しい判断だと言い切る、という内容だった。