米ロック音楽界の大御所ティナ・ターナー(78)が、回顧録を発表することが明らかになった。1986年に発表した回顧録「I, Tina,」の続編となるもので、タイトルは「Tina Turner: My Love Story」。ターナーの歌手生活60周年を記念し、来年10月に出版されるという。

 ニューヨーク・ポスト紙によると、ターナーは声明を発表し、「今回の回顧録では“愛の発見”から、“致死的な病気”との闘いまで、今まで明かさなかったすべてについて書きます」とコメントしたという。

 1993年にはターナーの半生を描いた自伝映画「TINA ティナ」が公開されており、米女優アンジェラ・バセットがターナー役を演じた。「What’s Love Got To Do With It」などの大ヒット曲で知られ、過去8度にわたりグラミー賞を受賞しているターナーは、最も成功した女性ロックアーティストの一人として数えられる。

 ミュージシャンの前夫アイク・ターナーとの離婚歴があるターナーは1985年、EMIレコードの音楽プロデューサーだったアーウィン・バック氏と知り合い、1995年よりスイスのチューリッヒで一緒に暮らしていた。2013年4月、スイスの市民権を獲得。同年7月には27年間の交際の末、バック氏と結婚した。(ニューヨーク=鹿目直子)