安藤優子キャスター(59)が、ダブル不倫疑惑報道で批判を浴びた山尾志桜里衆院議員(43)の援護射撃に回った。

 12日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」は、同日発売の「婦人公論」に掲載された山尾氏と倉持麟太郎弁護士の対談内容について取り上げた。

 育児をしながら働くことのつらさや、男社会で経験する理不尽さなどについて訴えた山尾氏に、安藤キャスターは共感。「山尾さんがやっている女性政策ってすごく多岐にわたると思う。そういう政策に対しての共感というのは、私はすごくあります」とし、育児をしながら選挙戦を戦ったことについても「この国では24時間365日、選挙戦じゃないときも選挙活動をしていないと当選できない。それと子育てを両立するっていうのは、男性の家事も育児もやらない人に比べたらウンと難しいのは事実だと思う」とおもんばかった。

 しかし俳優の高橋克実は安藤キャスターの意見に「(両立が難しいのは)事実ではあるんでしょうけど、(子どもが)6歳で小学1年生になる時にママが毎晩、別の用事でいないのはどうかと思いますけどね」と異論を唱え、倉持弁護士とのホテル密会報道について「勉強会なんでしょうけど、とっとと家に帰って子どもに会ってる方がよっぽどいいんじゃないですか? それを自分で選んでるわけだから、自分のチョイスじゃないですか、子どもに会いたいんだったら会えるわけだし。おっしゃってることは僕は全然わからない」と山尾氏の発言にも首を傾げた。

 安藤キャスターも高橋に反論する形で、「日本の選挙活動って、盆踊りに行ったりとか誰かのコーラス大会に行ったりとか、飲み会に行ったりとか、そういうイベントに顔を出してこそ選挙活動と言われる。なかなかそういう選挙活動をするっていうのは珍しい国ではありますよ」と山尾氏を擁護したが、高橋は「日本の問題じゃない」と取り合わなかった。

 また、政治家は仕事のみで評価されるべきだと主張する山尾氏に、安藤キャスターは「それはそれで山尾さんのお考えなんだから、それでいいじゃないですか」と擁護。サバンナの高橋茂雄から「でもやっぱり、どうしても『宮崎(謙介)さんのこと、めっちゃ言うてましたやん!』って付きまといますよ」と、山尾氏が過去に不倫を報じられた議員を厳しく追及していたことをツッコまれたが、「でもやっぱり政治家とは言え『男女の関係はありました』って言う必要性はないと思う。だって大人なんだから、そこは言わなくていいことじゃないですか。私、『一線を越えてますか』っていう質問、イヤなんですよ。いいじゃないですかそこは」と持論を展開した。