「陸王」で連続ドラマに初挑戦した阿川佐和子(64)は、クランクアップを迎え「(ドラマの撮影&放送開始時に)齢63にして、こんなに驚いたり、感動したり、泣いたり、こんなに大きな声が出る自分があるのかと本当に発見だらけ。ものすごく楽しかったです」と、感激の言葉を矢継ぎ早に口にした。
劇中では、役所が演じる宮沢紘一が四代目社長を務める、こはぜ屋の縫製課のリーダー正岡あけみを演じた。ベテラン社員として、時に宮沢を叱咤(しった)して背中を押す一方、9話では世界的なアウトドアメーカーのフェリックスからの買収話を受けようと訴える宮沢に断固反対し、残業を拒否するなど、こはぜ屋への熱い思い、愛を前面に出す人間味のある役どころだった。「こはぜ屋が、まるで中学から勤めているような気持ちでやりました」と、役への強い思い入れを語ると、エキストラの間から歓声が湧き起こった。
そして「私にとっては、初の連続ドラマ出演という大役だったんですけれども、役所さん、ジャイさん(福沢監督)、田中(健太)監督、スタッフの皆さん…本当にありがとうございました。(女優経験の少ない)私の演技に目をつぶってくださって、ありがとうございました」と声を大にして感謝した。【村上幸将】



