大みそかの「第６８回ＮＨＫ紅白歌合戦」のリハーサル２日目が３０日、東京・渋谷のＮＨＫホールで行われた。Ｘ　ＪＡＰＡＮのＹＯＳＨＩＫＩは、５月に受けた頸椎（けいつい）の人工椎間板置換の手術以降、控えていたドラム演奏を、紅白本番で披露する可能性を示唆した。

　Ｘ　ＪＡＰＡＮのリハーサルは非公開だった。スタッフによるカメラリハーサルでは、ピアノとともにドラムセットも置かれた。ＹＯＳＨＩＫＩは３月の英ウェンブリーアリーナ公演からドラム演奏を封印してきた。うわさされた紅白でドラムをたたく可能性について「どうなんですかね」と明言を避けたが、この日、インスタグラムにドラム練習する姿をアップ。「うわさを誇張しようかなと」と笑った。

　回復度は「３０％」としながら「回復にはある程度、無理したほうがいいと、お医者さんにも言われている。ドラムもリハビリのうちです」。ＴＯＳＨＩは「やめたほうがいいかと思うけど、ドラムが生きる糧ならサポートする」と全面協力を申し出た。

　本番はドラム演奏がないバラード曲「ＥＮＤＬＥＳＳ　ＲＡＩＮ」に加えて、ドラム演奏がさほど激しくない新曲「Ｌａ　Ｖｅｎｕｓ」を披露する可能性がある。「３～４分なら手術後でもできる。思っているより大変なことではないのかな。期待してください」。総合司会の内村光良（５３）がＮＨＫコント番組「ＬＩＦＥ！」で演じるキャラクター「宇宙人総理」も、カメラリハーサルで「あの状態でドラムをたたいたら、それこそ宇宙人です」と期待していた。