高橋一生(37)がロックバンド、エレファントカシマシの3枚目のカバーアルバムに、歌手として参加したことが30日、分かった。「エレファントカシマシ カヴァーアルバム3~A Tribute to The Elephant Kashimashi~」(3月21日発売)に10組の歌手が参加。斉藤和義(51)やORIGINAL LOVE田島貴男(51)ら有名歌手が顔をそろえる中、高橋は唯一、俳優ながら起用された。「東京スカパラダイスオーケストラ×高橋一生」として、07年の「俺たちの明日」をカバーしている。

 高橋は昨年末のNHK紅白歌合戦の審査員を務めた際も「一番楽しみにしているのはエレファントカシマシ」と話すなど、エレカシに好意的であることから、関係者がオファーした。高橋は松たか子、満島ひかり、松田龍平と組んだ期間限定ユニット、Doughnuts Holeとして昨年TBS系連続ドラマ「カルテット」の主題歌「おとなの掟」を歌ったが、高橋名義の楽曲としては初のCD化となる。

 レコーディングは今年1月中旬に行った。制作担当者は高橋の歌声を「俳優だけあって、歌声の説得力が違うというか、深みがとてもあります。張りもある艶やかな声なので、色気もある」と絶賛する。

 高橋は以前「俺たちの明日」を聴いて、「勇気づけられた」と振り返る。さらに「敬愛する、敬愛するエレファントカシマシさんです。身に余る大役をいただいて、つい腰が引けてしまいそうになりましたが、せっかくのお話です。グッと踏ん張って楽しく歌わせていただきました。最高です」と喜んだ。